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    <title>山形浩生 : Irresponsible Rumors</title>
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    <description>風の噂ではございますが……</description>
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ほぼ一ヶ月ぶりの日本、帰ってガジェッ...</title>
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ほぼ一ヶ月ぶりの日本、帰ってガジェット遊び。iPod Touch のOSが3.0にアップデートされていたので、1200円払って入れてみたが……何もいいことがない！　iPhone 利用者ならメリットもあるんだろうけど……ゆすると曲のシャッフルができるようになっても、あまりうれしくないんですよね。iPod利用者はパスすることをおすすめします。
　あと、Dynabook SS RX2 を買ってみた。初代の Dynabook SS を買ってから、もう15年くらいたつのか。お久しぶり。初代の小ささにも驚愕したが、このRX2も信じられん軽さ。SSD、しかもDVDつきで 900グラムないって何これ！　すごい。ただしその分、液晶のところとか簡単にたわむし、あまり手荒な扱いは控えたほうがよさそう。しかも予備バッテリー付きで、ヤフオクで十数万。安い。もっと話題になってもよさそうなのに。これまで使っていた MacBook Airよりいいかも。初代には VZ Editor 常駐させてあれもこれもしたっけ。そういえば Vz のビレッジセンターももうないのか（遠い目）

　パスすると言ったWindows7 だけど、XPにダウングレードしようと思ったところでふと思い立って64bit版を入れてみた。拍子抜けするくらい簡単で、一発で入る。指紋認証も問題なし。ただ電源周りと、おそらくはこの独自のスイッチ（バックライト消灯）のやつだけはドライバがうまく入らないが、特に必要もないので放置する。確かになかなかいいね。(2009/6/20, id)</description>
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アポが事前にほとんど入らず、どうなる...</title>
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アポが事前にほとんど入らず、どうなることかと思ったモロッコ・エジプト・チュニジア出張。でも途上国は、アポなしでも行けばとりあえず歓迎してくれるのと、一人に会えればその場で「じゃあこいつにも会うといい」といってその場で電話して午後にアポを入れてくれる属人的な手配が強いところなので、結局はかなり忙しい強行軍となる。チュニジアがものすごくきれいになっていたのに驚いた。十年ぶりだから当然かもしれないけれど。(2009/6/19, id)</description>
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機内はひたすら寝ていたので、あまり映...</title>
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機内はひたすら寝ていたので、あまり映画を見てはいないけれど、クリント・イーストウッド『グラン・トリノ』。すばらしい。映画館でみるべきだったなあ。ただラストの遺言状のシーンで、冒頭に出てきただけの物欲しげな孫娘がアップになったりするけど、あれはなんか変だった。あの孫娘にまったく可能性がないことは自明でしょ。フェイントになってないような。あれをやるには、もう少し息子一家とのエピソードを重ねないとダメでは？　『ラーメンガール』。ブリタニー・マーフィー、何やってんの？　でも意外によかった。(2009/6/19, id)</description>
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ラオスから朝返ってその日のうちにモロ...</title>
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ラオスから朝返ってその日のうちにモロッコに向かう久々の強行軍。機内ではしばらく前に古本屋の百円コーナーで買ってあった花村萬月『二進法の犬』を読むが……。千六百枚だそうだけど、ものの二時間ほどで読了するほどのスカスカぶりに激怒。こんなもんに少ない機内持ち込み荷物の容積と重量を占拠させたとは！　場面の展開も、そこでの心理も、その行動や心理が小説の中で哲学・思想的に持つはずの意味も、とにかくありとあらゆることを無能な主人公（しかも著者は自分で書いておきながらその主人公の無能ぶりを理解していない模様）のくだらない蘊蓄開陳で解説させる話の展開のへたくそさ。さらにはその蘊蓄自体の、どっかの通俗解説書を孫引きしてきたかのような耐え難い底の浅さ（冒頭のフォン・ノイマン話とか、ラスト近くの虚無がどうしたとか）。風景や背景は皆無で、あらゆる場面の舞台の描写は、「ファミレス」とか「ラブホテルみたいな」とかいう形容一言ですませてしまい、目先のガジェットのカタログスペック以外にはその場面自体の具体像が何もない中で、登場人物たちがひたすらおしゃべりするだけ。キャラもプロットも、深まりも展開も一切なくてだらだら流れていくだけ。小説にもなってねえよ。
　主人公はただのバカなえせインテリニート。「アウトサイダー」を気取ってるけど、どう見ても仕事を続ける根性もないだけのプータローでしかない。ところが著者はそれが社会の枠にとらわれないアウトサイダーとして、やくざと共感できると本気で思ってるらしく、救われないことおびただしい。最初の百ページくらいで女に言われる批判の通りで、その後も一歩も成長しない。最後のさいごまで自分では何の決断も行動もせずに流されているだけ。でも、なぜか都合よくやくざ一家のみなさんに勝手に気に入られて、ばくち打って女子コーセーとハメまくって、はらませても責任も取らず、人殺しても牢屋にも行かずにすんで……結構なご身分で。「ハルヒ」とかラノベと同じですな。これが倫理かね。心の奥の闇かね。バーカ。終章でなにやらいっしょうけんめいカッコつけてみせようとして、「運命に対する悲しみと怒りでつくられた奈落の底に落ち込んでいく自分」とかなんとか言うんだけど、復讐もしたんでしょ？　それにやくざさんに金出してもらって落ちこぼれ塾の校長におさまるのの、どこが奈落なの？　特にこの終章を見ると、この著者って基本的なことばの意味をわかってない感じ。
　コーマック・マッカーシーの、乾いた風景と寡黙な行動の中にあらゆる思想も哲学も凝縮された小説に比べると……いや比べちゃいけないのはわかってるが、それでもそもそも比較にすらならない。愛だの新しい倫理だの恥だの、笑わせるんじゃないっての。こんなんでも芥川賞もらえんのか。もうこいつの本なんか二度と読まない。ドバイでゴミ箱にたたき込む。
　その後、読んだふりをしてた本を実際に読む年の続きで、プルースト抄訳版を読むが、ええのう。一ページに花村本の千倍くらい詰まってる。(2009/5/30, id)</description>
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機内映画。『ウォッチメン』。何あれー...</title>
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機内映画。『ウォッチメン』。何あれー。あんな映画にしたのか。でもまあ巨大イカはいないけど、とりあえず無難にまとめた感じ。『ストリートファイター春麗伝説』。何あれー。悪役さん、だいじな娘をなんでコンテナなんかに入れてクロントイで水揚げするんだ？？？　普通に飛行機のファーストクラスで呼べばいいではないか！　父親が行方不明なのになんで春麗はお金持ちのままなの？　なのにバンコクではなぜいきなり道ばたで寝たりしてるの？　主役クリスティン・クルックは『スモールヴィル』ではもうちょっと演技できてた気がするんだが、この映画では大根のきわみ。表情も、微笑も怒りも悲しみもほとんど同じ眉をひそめる顔しかなくて最悪。『アンダーワールド：ライカン蜂起』は、ケイト・ベッキンセールは出てこないし、話はもう第一話でわかってた中身で新しいネタは何一つないが、そつなくまとまっている。これまでの長老たちとセシリアの能力インフレ合戦（長老はわけわかんない化け物になってるし、セシリアは太陽すら平気で今や無敵すぎ）から一息つくのはよい判断。(2009/5/30, id)</description>
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下の Wolfram Alphaに関...</title>
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下の Wolfram Alphaに関連して、グーグルが Google Squared なる代物を今月末には始めるとのこと。検索をかけると、検索結果を分析してそこから情報を抽出し、それをスプレッドシート的に項目を埋める形で表示してくれるとか。これは使ってみないとどんなものになるのか、まったく想像もつかないのだけれど、Wolfram Alpha もこれも、グーグルでほぼ完成と思っていた検索の分野にまだまだ可能性があることを如実に示してくれる。それにしても、グーグルの成功で国粋主義のフランスとか日本が「独自国策検索エンジンを！」とか騒いでいたけど、何の成果もないうちに二歩も三歩も水をあけられてしまっていて、後追い発想ではしょせんダメよのう、という感じ。 (2009/5/17, id)</description>
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最近、使っている Mathe...</title>
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最近、使っている Mathematica V3 をアップグレードしようとしたら、もうとっくにアップグレード期限が切れていることがわかり、新品が 40 万円以上もすることを知ってのけぞり Maxima への本格的な移行を検討しているんだが（どのみちそんな激しい数値計算をするわけじゃないし、ほとんどお遊びだが）、その過程でスティーブン・ウォルフラム (Mathematica 開発者でセルオートマトン式人工知能の重鎮）が Wolfram Alpha なるものを始めているのを知った。Youtube でウォルフラム自身がそれをプレゼンしているのが見られる。その要約版がWolframAlphaのサイトにある（どっちも英語わかんないとつらいだろうけど）。うーむ、昔のＳＦ映画に出てきた、コンピュータに何かふつうに聞けば何でも答がかえってくるという代物。「フランスの一人あたりGDP」という質問を投げかけると、単に「何千ドル」と答えるだけでなく、その推移とか背景分析とか、深い情報をこのサイト自身がまとめて教えてくれる！　このプレゼン通りのものが本当にできていたら驚愕。
　ちなみに、「japan gdp」と入れてみたらこんなものが出てきた。うーん、まあまあ、かな。まだ情報には濃淡があるようだ。でもこのままレポートに使えそうなのはいいなあ。
　ただ……裏でどういう仕組みが動いているのかは、このプレゼンではよくわからない。いったいどうやって答を引っ張り出してくるのか？　出てくる答えの信用という点ではそれがいちばん重要じゃないかな。出所を見ると Xignite ってのがいっぱい出てくるけど、これは何だろう？　グーグルは検索を通じてそれをやろうとするし、今回の Googleブック検索や Google 図書館を通じてそれをやろうとする。Wikipedia はそれを烏合の衆の寄せ書きで実現しようとする。でも今日、ウェブで 3 時間ほど無駄にしたけど、Wolfram Alpha だとこれがよくわからない。こんな比較記事もあるけど、根底の仕組みについて何も考えてなくて何の役にもたたない。川上の連中はこれだから。
　いまWolframAlpha はみんな遊びたいようで、かなり重いけど（あと正式公開は 5/18 らしいというのを知る）、本当にモノになったらすごい。実は 5/11 に国立国会図書館の長尾真館長と対談したんだけど、これを知ってたら図書館の機能についてもう一段くらいちがったことが言えたかも。残念。こら森山和道、ちゃんとこういうのをフォローしていちはやく日記でとりあげてくれないとダメジャナイカ！！
(2009/5/16, id)</description>
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このバカなサイトが単純至極にものを知...</title>
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このバカなサイトが単純至極にものを知らないだけだというのは当然わかるんだけど、いったいこいつは「テンションを上げる」というのをどういう意味だと思っているのか、ぼくにはよくわからない。「テンションを上げて緊張を下げる」……こういうことが言いたいんだろうという想像さえつかないのはなかなか珍しい。ふつうはどこでどうまちがえてるのか、何をどう誤解しているのか見当くらいはつくものだが。最近「テンション」ってことばになにやら目新しい用法でもできたの？ (2009/5/12, id)</description>
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  <title>もはや研究者とも言い難い、テレビメディア...</title>
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  <description>もはや研究者とも言い難い、テレビメディアの学者枠で活動するタレントの茂木健一郎が、Wikipediaに光臨して自分の記述に文句をつけている。が、ぼくから見ればあの記述はまっとう至極。「『タレント』を職業とすると宣言したことはない」って、人は言うことではなくて、やっていることで評価されるの！　いい年してそんなことも知らないのかな。他人の批判を載せる意味があるか、とか書いてるけど茂木健一郎に関する関心の大半は、「あの人って研究者とかいうけど研究してんのぉ？」というものだし、「その研究って何なのぉ？」というものなので、それについての批判をちゃんと書いておくことは公共の福祉に資するよいことだと思う。茂木はいまでも自分が科学者で研究者だと思いたいんだねー。でもかれの処女作が出たときに書評を書いたけど、その後10年以上たって、かれはぼくの批判から一歩も進んでいない。「相互作用同時性の原理」とか、少し芽があるかなと思えたものも、いまから考えればベンジャミン・リベットがきちんと実証したものをなにやらぼんやり印象として持っていただけ。ちなみに、上の書評を書いたときにも茂木健一郎はメールをくれて、記述が不当だと愚痴ったんだけれど、結局何が不当だと思っているのかは説明してもらえなかった。今回のWikipediaでの文句の付け方とまったく同じで、ずいぶん懐かしいものを見た。書いている人たちはそれに真面目に対応して、えらいもんだ。そして確かに「タレント」ということばを削除したところで、やっていることを淡々と記述すればだれが見てもタレントとしか思えないという点で、記述の手法としても参考になる。Let the facts speak!
　でも、あれが不当な記述だというなら、茂木的に正しい記述とはどういうものか、かれは自分の無内容な書き散らしをどう思っているのか、そして自分が世間的にどう受け止められていると思っているのか、興味あるところではある。かれは本当に、自分が優れた研究家として評価されてあちこちにお座敷がかかっているつもりんなんだろうか？ (2009/5/9, id)</description>
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<item rdf:about="http://cruel.org/other/rumors2009_1.html#item2009050801">
  <title>レッシグと会って、そうだ、観たくないもの...</title>
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  <description>レッシグと会って、そうだ、観たくないものをフィルタリングばかりしていては民主主義は栄えないのだと思い出して、いままでフィルタリングしていた有害コンテンツを続けて観ようと決意。皮切りに映画『デビルマン』の DVD を観ちまったが……期待がものすごく低かったので、目玉をえぐりだしたい衝動には駆られずにはすんだ。ただただ、情けないばかりだった。富永愛は、脱がなかったので主犯格扱いに罵倒されていたし、確かにそれはそれはひどいものだったけれど、彼女がたとえもう少しがんばっても、あれは救えなかったと思う。最初のうちは、なにやら不条理演劇でも観ているような倒錯した楽しみが、ちょっとくらいないわけではなかったし、中学の学園祭の下手なバンドを愛でるような暖かい気持ちも、無理をすれば抱けなくもない部分があったが、一時間たつ頃にはもう泥のような諦観の中に漂い続けるばかりでございました。が、これも民主主義のためなんですね、レッシグ先生！　さて次はキャシャーンでも観るか。(2009/5/8, id)</description>
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