155-衆-内閣委員会-7号 平成14年11月15日

平成十四年十一月十五日(金曜日)
    午前九時三十五分開議
 出席委員
   委員長 佐々木秀典君
   理事 逢沢 一郎君 理事 青山  丘君
   理事 小野 晋也君 理事 渡辺 博道君
   理事 伊藤 忠治君 理事 細野 豪志君
   理事 河合 正智君 理事 西村 眞悟君
      大村 秀章君    奥山 茂彦君
      金子 恭之君    亀井 久興君
      木村 隆秀君    小西  理君
      菅  義偉君    高木  毅君
      高橋 一郎君    谷川 和穗君
      林 省之介君    山本 明彦君
      吉川 貴盛君    石毛えい子君
      岩國 哲人君    大畠 章宏君
      鮫島 宗明君    武正 公一君
      山谷えり子君    山花 郁夫君
      山元  勉君    横路 孝弘君
      太田 昭宏君    斉藤 鉄夫君
      吉井 英勝君    北川れん子君
    …………………………………
   国務大臣         鴻池 祥肇君
   内閣府副大臣       米田 建三君
   総務副大臣        若松 謙維君
   外務副大臣        茂木 敏充君
   文部科学副大臣      河村 建夫君
   農林水産副大臣      北村 直人君
   内閣府大臣政務官     大村 秀章君
   内閣府大臣政務官     木村 隆秀君
   経済産業大臣政務官    西川 公也君
   政府参考人
   (内閣官房内閣審議官)  中城 吉郎君
   政府参考人
   (人事官)        佐藤 壮郎君
   政府参考人
   (内閣府男女共同参画局長
   )            坂東眞理子君
   政府参考人
   (総務省自治行政局長)  芳山 達郎君
   政府参考人
   (法務省大臣官房審議官) 四宮 信隆君
   政府参考人
   (法務省入国管理局長)  増田 暢也君
   政府参考人
   (文部科学省大臣官房長) 結城 章夫君
   政府参考人
   (文部科学省生涯学習政策
   局長)          近藤 信司君
   政府参考人
   (文部科学省初等中等教育
   局長)          矢野 重典君
   政府参考人
   (文部科学省高等教育局長
   )            工藤 智規君
   政府参考人
   (文部科学省高等教育局私
   学部長)         玉井日出夫君
   政府参考人
   (文部科学省研究振興局長
   )            石川  明君
   政府参考人
   (文部科学省国際統括官) 永野  博君
   政府参考人
   (厚生労働省大臣官房審議
   官)           青木  豊君
   政府参考人
   (厚生労働省大臣官房審議
   官)           渡辺 芳樹君
   政府参考人
   (厚生労働省医政局長)  篠崎 英夫君
   政府参考人
   (厚生労働省職業安定局次
   長)           三沢  孝君
   政府参考人
   (厚生労働省老健局長)  中村 秀一君
   政府参考人
   (農林水産省経営局長)  川村秀三郎君
   政府参考人
   (農林水産省農村振興局次
   長)           北原 悦男君
   政府参考人
   (国土交通省国土計画局長
   )            薦田 隆成君
   内閣委員会専門員     小菅 修一君
    ―――――――――――――
委員の異動
十一月十五日
 辞任         補欠選任
  嘉数 知賢君     山本 明彦君
  谷本 龍哉君     小西  理君
  近岡理一郎君     吉川 貴盛君
  大畠 章宏君     武正 公一君
  山花 郁夫君     鮫島 宗明君
  山元  勉君     山谷えり子君
  太田 昭宏君     斉藤 鉄夫君
同日
 辞任         補欠選任
  小西  理君     谷本 龍哉君
  山本 明彦君     高木  毅君
  吉川 貴盛君     近岡理一郎君
  鮫島 宗明君     山花 郁夫君
  武正 公一君     大畠 章宏君
  山谷えり子君     山元  勉君
  斉藤 鉄夫君     太田 昭宏君
同日
 辞任         補欠選任
  高木  毅君     嘉数 知賢君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 参考人出頭要求に関する件
 構造改革特別区域法案(内閣提出第六九号)

     ――――◇―――――

○西村委員 それで、男女共同参画社会というのは何をするんやということがわからぬ。やり過ぎて男女の性差を機械的に消し去ってしまうということは弊害だというのはわかる。それじゃ国家は何をするんだということがイメージとしてわからぬ。ということは、各現場では混乱が起こっていると今おっしゃったけれども、おひな祭りは女の子の祭りだからしない、また、人形を壇の上に乗せて並べている、等級をつけておるので、差別につながるからしない。こいのぼりを上げるのは、ヒゴイにマゴイに池のコイ、大きい順になっているので男女の性差を強調しているんだ、だからこれをしない。
 大臣、現実にこういうことが起こっておるんですよ、ほんまに、各教育現場、保育園で。こういう原理主義的な運用の中にあって、それが漫然と、ジェンダーフリーだとか、私もつい最近その言葉を聞いたけれども、男女共同参画社会だとか言われている。これを言えばもうにしきの御旗だということですな。だから、私も聞いてようわかりません。
 鴻池大臣もおられるから言いますが、本当に政府が、男女共同参画社会やったら男女共同参画社会特別区つくったらどうですか。わからない、何をしたいのか。特別区つくって、それがよかったら全国に及ぼしたらよろしい。どうですか、大臣。

○鴻池国務大臣 今の西村委員のおひな祭りやこいのぼりの話を初めて聞いて驚いております。
 それじゃ、テレビの水戸黄門なんかも大変な問題になっているのかなというふうに思うんですけれども、どうですか。

○西村委員 水戸黄門て何ですか。

○鴻池国務大臣 葵の御紋を見せて、ははあとやる。

○西村委員 あれは差別なんですな。だから、「兵隊やくざ」とか、勝新のすばらしい映画、「座頭市」、みんなだめなんです。
 これはともかく、私が聞いておるのは、男女共同参画社会というて、私はわからぬ。副大臣の答弁聞いてもようわからぬ。行き過ぎの部分は言われる。それで、私も、行き過ぎは、大臣、こういうことが具体的にあるんですよと言っておる。
 そこで、政府が本当にそういうものをつくって、担当大臣も置いてやっているならば、国民に、ああ、これが男女共同参画社会か、おれたちの今までの神話以来続いてきたこの日本の社会はいびつだったのだなとわかるような特別区をつくって、よかったら全国に広めましょう、悪かったらやめましょう、これでええのじゃないですかというのを大臣に御質問している。

○鴻池国務大臣 男女平等とか男女共同参画社会に何らかの規制が邪魔になる、これが阻害している原因であるということであれば、その地域から特区の御申請をいただければ、それにできる限り対応できるように努力をしたいと思っております。

○西村委員 それで、男女共同参画社会とともに、米田副大臣は北方領土対策も担当しておるんですね。北方領土というのはソビエトが不法占拠する我が国の領土だと思いますが、そうであれば、なぜあなたは竹島担当にはならぬのですか。