STEP 4: 注釈

$Id: step4.html 1.11 2000/02/22 15:01:07 murata Exp $

text by 村田 真

html by 難波 亮丞


DTDを説明する資料を作るのは大変重要な作業です.DTDは単に構文を定義する だけですから,自然言語による大量の注釈によって意味を説明することが必要 になります.STEP 4は、注釈のために用意されている機能について説明します。

1. annotation要素

注釈を挿入するためのトップレベルの要素が,annotation要 素です.annotation要素が入れられるのは,次の箇所です.

annotation要素は,子要素としてdocumentationappinfoをいくつでも持つことができます.

1.1 documentation要素

自然言語による説明を表現するための要素がdocumentation 要素です.RELAX Namespaceが制定されていない現時点は,テキストデータし か入れられません.

documentation要素がsource属性を持つ場合は, 説明を参照するURIが属性値です.この場合は,documentation 要素の内容は使われません.モジュールを表示するツールは,リンクを利用し た表示を提供します.

documentation要素にxml:lang属性が指定され たときは,documentation要素の内容が,どの自然言語で書かれ ているかを示します.

1.2 appinfo要素

文書とRELAXモジュールを照合する検証プログラム以外にも,RELAXモジュー ルを操作するプログラムはいくらでも存在し得ます.たとえば,モジュールか らデータベースのスキーマを生成するプログラムです.そのようなプログラム が利用するための隠し情報を表現するのがappinfo要素です. RELAX Namespaceが制定されていない現時点は,テキストデータしか入れられ ません.

appinfo要素がsource属性を持つ場合は,隠し 情報を参照するURLが属性値です.この場合は,appinfo要素の 内容は使われません.

2. まとめ

STEP 4で,モジュールの説明を書くのが容易になりました。RELAX!

mura034@attglobal.net

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